カナダラ順と辞書順は違う!?【韓日辞書の引き方】韓国語単語の掲載順序
この記事では、単語や文法の索引がどういう順番で掲載されているのかが分かるように
紙の辞書の引き方を説明します。
韓国語の辞書を引くには、ハングルの子音・母音・パッチムの辞書での掲載順序を覚えておく必要があります。
その前に『カナダラ順』について説明します。
カナダラとは
カナダラはハングルの配列をあらわす言葉です。
カナダラ順
日本語の「あいうえお順」、英語の「アルファベット順」のように、韓国語では『カナダラ順』といいます。
가나다라 순으로 줄을 서세요.
カナダラの順に並んでください。
カナダラ表
韓国には『カナダラ表』という、日本の「五十音表」のようなものがあります。
子音は縦軸に、母音は横軸に表記されています。
子音はㄱ、ㄴ、ㄷ、ㄹ、ㅁ、ㅂ、ㅅ、ㅇ、ㅈ、ㅊ、ㅋ、ㅌ、ㅍ、ㅎ、ㄲ、ㄸ、ㅃ、ㅆ、ㅉの順に並び、母音はㅏ、ㅑ、ㅓ、ㅕ、ㅗ、ㅛ、ㅜ、ㅠ、ㅡ、ㅣ、ㅐ、ㅒ、ㅔ、ㅖ、ㅘ、ㅙ、ㅚ、ㅝ、ㅞ、ㅟ、ㅢの順に並んでいます。
このときの子音とㅏ行が交わるところを下に見ていくと、가(カ)→나(ナ)→다(ダ)→라(ラ)→마(マ)→바(パ)→사(サ)……と読むことができ、これがいわゆるカナダラの由来です。
じゃあ、このカナダラ順で辞書を引けばいいの?
そう言いたいところだけど、残念ながらちょっと違うんだ。
辞書を引く手順
辞書を引く手順は下記の3ステップです。
カナダラ順と辞書順は違うので注意が必要です。
子音の掲載順序
ㄱ、ㄲ、ㄴ、ㄷ、ㄸ、ㄹ、ㅁ、ㅂ、ㅃ、ㅅ、ㅆ、ㅇ、ㅈ、ㅉ、ㅊ、ㅋ、ㅌ、ㅍ、ㅎ
母音の掲載順序
ㅏ、ㅐ、ㅑ、ㅒ、ㅓ、ㅔ、ㅕ、ㅖ、ㅗ、ㅘ、ㅙ、ㅚ、ㅛ、ㅜ、ㅝ、ㅞ、ㅟ、ㅠ、ㅡ、ㅢ、ㅣ
パッチムの掲載順序
ㄱ、ㄲ、ㄳ、ㄴ、ㄵ、ㄶ、ㄷ、ㄹ、ㄺ、ㄻ、ㄼ、ㄽ、ㄾ、ㄿ、ㅀ、ㅁ、ㅂ、ㅄ、ㅅ、ㅆ、ㅇ、ㅈ、ㅊ、ㅋ、ㅌ、ㅍ、ㅎ
単語の調べ方
掲載順がわかったところで例として、「남편」という単語の意味を調べる手順を解説します。
皆さんも一緒に辞書を引いてみてください。
まず「남」
- 最初に子音「ㄴ」を探します。
- 次に母音「ㅏ」を探します。
- 最後にパッチム「ㅁ」を探します。
そのまま続けて…「편」
- 最初に子音「ㅍ」を探します。
- 次に母音「ㅕ」を探します。
- 最後にパッチム「ㄴ」を探します。
見つかりましたか?
「남편」は「夫」という意味です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
韓国語の辞書の引き方をお伝えしました。
ポイントはカナダラ順と辞書順は違うということでしたね。
これから単語や文法の索引を調べる機会は多いと思います。
ぜひ辞書を引く際の参考にしてみてください。