【TOPIK】韓国語能力試験の概要 難易度はどれくらい!?
この記事では、韓国語能力試験の概要と難易度を紹介します。
韓国語能力試験はTOPIK(Test of Proficiency in Korean)とも呼ばれています。
この試験は、韓国語の理解度や運用能力を測るために設計されており、特に韓国への留学や就職を目指す方にとって指標となります。
TOEICの韓国語バージョンといったところです。
TOPIKの概要
TOPIKは、韓国で開発された公式の韓国語試験で、国内外で行われています。試験は年に数回実施され、受験者は自分のレベルに応じて受験することができます。
試験は、TOPIKはIとIIに分かれています。
TOPIK Iは1級・2級を対象に、TOPIK IIは3級・4級・5級・6級を対象にしています。
受験資格
制限はありません。
試験の実施日
試験は年に4回実施されます。
- 4月
- 7月
- 10月
- 11月
申込方法
- オンライン
受付期間は試験の3ヶ月前くらいからだよ。
受験料
TOPIK II | 7,000円 |
TOPIK I | 5,000円 |
試験当日の持ち物
- 受験票
- 顔写真付きの身分証明書(運転免許証やパスポートなど)
- 修正テープ
- 腕時計(時計が設置されていない会場もあるため)
筆記用具(サインペン)は試験当日に会場で配られるよ。
夏場はエアコンが効き過ぎていたり、冬場はエアコンが効いていなかったり、
そういった状況に備えて、カーディガンやブランケットを持参するなど、
室温に対応できるようにしておくことをおすすめします。
TOPIK IとTOPIK IIの難易度
TOPIK Iの1級・2級とTOPIK IIの3級・4級・5級・6級とレベルが設定されており、1級から6級に進むにつれて難度が高くなります。
ですので6級が最上級です。
TOPIK Iの難易度
難易度としては、 初級者向けですが、単語や文法の基礎知識が必要です。
特に、日常会話や基本的な文章を理解する能力が求められます。
このレベルをクリアするには、1年程度の学習が目安です。
TOPIK IIの難易度
難易度としては、より高度な韓国語能力が求められます。
特に作文のセクションでは、自分の意見や考えを明確に表現する能力が試されるため、語彙力や文法の応用力が重要です。
このレベルを受験するには、2〜3年の学習が推奨されます。
各級の合格ライン
TOPIK Iは、初級者向けで、韓国語の基本的な理解力を測る内容です。
聞き取りと読解の2つのセクションがあり、合計で200点満点です。
TOPIK IIは、中級から上級者向けで、より複雑な文法や語彙を含む内容です。
聞き取り、読解、作文の3つのセクションがあり、合計で300点満点です。
TOPIK I:1級
自己紹介、買い物、飲食店での注文など生活に必要な基礎的な言語(ハングル)を駆使でき、身近な話題の内容を理解、表現できる。
約800語程度の基礎的な語彙と基本文法を理解でき、簡単な文章を作れる。
簡単な生活文や実用文を理解し、構成できる。
200点満点【聞取100点(40分)読解100点(60分)】で80点以上で合格
TOPIK I:2級
電話やお願い程度の日常生活に必要な言語(ハングル)や、郵便局、銀行などの公共機関での会話ができる。
約1,500~2,000語程度の語彙を用いた文章を理解でき、使用できる。
公式的な状況か非公式的な状況かの言語(ハングル)を区分し、使用できる。
200点満点【聞取100点(40分)読解100点(60分)】で140点以上で合格
TOPIK II:3級
日常生活を問題なく過ごせ、様々な公共施設の利用や社会的関係を維持するための言語(ハングル)使用が可能。
文章語と口語の基本的な特性を区分し理解、使用が可能。
300点満点【聞取100点(60分)筆記100点(50分)読解100点(70分)】で120点以上で合格
TOPIK II:4級
公共施設の利用や社会的関係の維持に必要な言語(ハングル )機能を遂行することができ、一般的な業務に必要な機能を実行できる。
ニュースや新聞をある程度理解でき、一般業務に必要な言語(ハングル)が使用可能。
よく使われる慣用句や代表的な韓国文化に対する理解をもとに社会・文化的な内容の文章を理解でき、使用できる。
300点満点【聞取100点(60分)筆記100点(50分)読解100点(70分)】で150点以上で合格
TOPIK II:5級
専門分野においての研究や業務に必要な言語(ハングル)をある程度理解と使用ができ、政治・経済・社会・文化などの全般に渡った身近なテーマについて理解し、使用できる。
公式的、非公式的且つ口語、文語的な脈絡に関する言語(ハングル)を適切に区分し、使用できる。
300点満点【聞取100点(60分)筆記100点(50分)読解100点(70分)】で190点以上で合格
TOPIK II:6級
専門分野における研究や業務遂行に必要な言語(ハングル)機能を比較的正確に、流暢に使用でき、政治・経済・社会・文化などの全般的なテーマにおいて身近でないテーマに対しても不便なく使用できる。
ネイティブ程度までではないが、自己表現を問題なく話すことができる。
300点満点【聞取100点(60分)筆記100点(50分)読解100点(70分)】で230点以上で合格
試験対策と学習法
TOPIKに向けた効果的な学習法としては、まず自分の現在のレベルを把握し、そのレベルに合わせた教材を使用することが重要です。
また、模擬試験や過去問を解くことで試験の形式や出題傾向を理解し、実際の試験に備えることができます。
特に、リスニングや読解の練習は、実際の試験環境を想定して行うと良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
TOPIKの概要と難易度を紹介しました。
TOPIKは、韓国語学習者にとって重要なステップです。
初級から上級までのレベルに応じた試験が用意されているため、自分の目標に合わせて準備することが可能です。
しっかりとした計画を立てて、試験に向けての学習を進めていきましょう。
TOPIKを取得することで、韓国での学びや仕事のチャンスが広がることは間違いありません。