【韓流ブーム】読み方と歴史 『愛の不時着』をきっかけに第4次韓流ブーム
よく目にする「韓流」って単語、何て読むんだろうと思ったことはありませんか?
韓流は、韓国の文化やエンターテインメントが日本を含む世界中で人気を博している現象です。
日本における韓流ブームは、いくつかの波を経て現在に至っています。
この記事では、日本における韓流ブームの歴史や背景について深掘りしてみましょう。
読み方
韓流ブームの韓流は、[ハンリュウ]と読みます。
歴史と背景
韓流ブームの歴史を主なきっかけと共に紹介します。
そもそも「韓流ブーム」っていつからなんだろう?
第1次韓流ブーム(2003〜)
第一次韓流ブームは、2000年代初頭に始まりました。
そのきっかけとなったのは、2002年に放送された韓国ドラマ『冬のソナタ』です。
このドラマは、ロマンチックなストーリーと美しい風景、感動的な音楽が特徴で、多くの視聴者の心をつかみました。
日本国内での視聴率が高く大ヒットを記録し、主演のペ・ヨンジュンは「ヨン様」として一世を風靡しました。
彼の優雅な姿勢や甘い笑顔が、多くの女性ファンを魅了したのです。
K-drama
- 『冬のソナタ(2002)』
- 『宮廷女官チャングムの誓い(2003)』
- 『ごめん、愛してる(2004)』
『冬のソナタ(2002)』が大ヒットして、ヨン様ことぺ・ヨンジュンの人気が中高年の女性を中心に凄かったよ。
当時、小泉純一郎首相が「ぺ・ヨンジュンの方が私より人気がある」と言ったほどだからね。
K-pop
- BoA
- 東方神起
韓流四天王
- ぺ・ヨンジュン
- イ・ビョンホン
- ウォンビン
- チャン・ドンゴン
第2次韓流ブーム(2010〜)
第二次韓流ブームは、2010年代初頭に訪れました。
この時期には、K-POPが日本で爆発的な人気を誇るようになり、さらに韓流ブームを加速させました。
例えば、少女時代やBIGBANGなどのグループは、日本でも大規模なコンサートを開催し、多くのファンを集めました。
彼らの音楽は、キャッチーなメロディと洗練されたダンスパフォーマンスで、日本の音楽シーンに新たな風を吹き込みました。
K-pop
- BIGBANG
- KARA
- 少女時代
- PSY
2011年の『第62回NHK紅白歌合戦』には、KARA・少女時代・東方神起が出演したよ。
2012年にリリースされたPSYの『江南スタイル』はYouTubeで公開されたMVが好評で世界的に大ヒットしたよ。
韓流の聖地
新大久保のコリアンタウンは「韓流の聖地」と呼ばれており、多くのファンが訪れるようになりました。
第3次韓流ブーム(2016〜)
第三次韓流ブームは、2010年代中盤から後半にかけて起こりました。
このブームでは、映画やドラマだけでなく、バラエティ番組も人気を博しました。
特に、韓国のリアリティ番組や音楽番組が日本の視聴者に支持されるようになりました。
またSNSの普及により、韓流の影響はさらに広がっています。
TwitterやInstagramでは、ファンが自らの好きなアーティストやドラマを積極的にシェアし、口コミが広がることで新たなファン層を獲得しています。
K-pop
- BTS
- TWICE
K-beauty
- オルチャンメイク
- 美容整形
K-food
- チーズタッカルビ
- チーズハットグ
第4次韓流ブーム(2020〜現在)
第四次韓流ブームは、2020年代に入ってから加速しています。
このブームの背景には、韓国のコンテンツがグローバルに受け入れられるようになったことが挙げられます。
BTSの国際的な成功や、Netflixの『イカゲーム』の大ヒットなどが象徴的です。
これにより、韓国文化全般への関心がさらに高まりました。
K-drama
- 『パラサイト 半地下の家族(2019)』
- 『愛の不時着(2019)』
- 『梨泰院クラス(2020)』
- 『イカゲーム(2021)』
『パラサイト 半地下の家族(2019)』は、第72回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールを受賞、第92回アカデミー賞で作品賞・監督賞・脚本賞・国際長編映画賞を受賞したよ。
K-pop
- BTS
BillboardのHot100チャートで『Dynamite(2020)』は3週連続1位、『Butter(2022)』は10週間以上1位を記録したよ。
女性における韓流の魅力
韓流は特に女性に人気があります。
その理由の一つは、ドラマや音楽に見られる「ロマンティックな要素」です。
韓国ドラマは、感情豊かなストーリーや美しい映像で、視聴者を引き込む力があります。
また、K-POPのアーティストたちは、ファッションやビジュアル面でも高い水準を維持しており、女性たちにとっての憧れの存在となっています。
社会的背景
韓流の人気は、女性の社会進出や自己表現の重要性が高まっている日本の社会的背景とも無関係ではありません。
韓国の女性アーティストたちは、強いメッセージ性を持つ歌詞やパフォーマンスを通じて、多くの女性に勇気を与えています。
このような文化的な影響が、韓流を一層魅力的なものにしています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
日本における韓流ブームの歴史について紹介しました。
現在も韓流はますます進化しています。
各ブームは、それぞれ異なる背景やきっかけによって生まれましたが、共通して言えるのは、韓国の文化が常に新鮮で魅力的であるという点です。
新たなアーティストやドラマが次々と登場し、ファンの期待を裏切らない展開が続いています。
中高年女性から始まった韓流ブームですが、2020年の流行語大賞に『第4次韓流ブーム』がノミネートされるなど、今では老若男女を問わず韓国文化が親しまれています。
今後も日本における韓流ブームは続くでしょうし、その影響は文化やファッション、ライフスタイルにまで広がっていくと考えられます。
これからも韓国の新たな文化を受け入れ、楽しんでいきたいですね。