韓国語の【接続詞一覧】わかりやすく例文とともに覚え方まで一挙公開
韓国語を学ぶ上で、接続詞は非常に重要な役割を果たします。
接続詞を使うことで、文と文をつなげたり、情報を整理したりできます。
この記事では、韓国語の接続詞を用法ごとに分類し、それぞれ例文とともに紹介します。
また、類義語の連語も掲載しました。
厳密に言うと、韓国語文法の品詞には接続詞という分類はありません。
日本語に訳すと接続詞になる単語は副詞に分類されています。
韓国語文法の品詞についてはこちらの記事で紹介していますので、品詞について確認したい方は参考にしてください。
文の接続
韓国語で文などを繋げるときには二つの方法があります。
接続詞を使う方法
그리고(そして)
그래서(それで、だから)
그러니까(だから)
그렇지만(だが、しかしながら、でも、けれども)
그러면(それなら、そうすれば、それでは)
接続語尾(連結語尾)を使う方法
-고(〜して)
-아/어서(〜して)
-으니까(〜から、〜ので、〜すると、〜したら)
-지만(〜が、〜けれど、〜けれども、〜だけど)
-면(〜すると、〜だと、〜すれば、〜であれば、〜するならば)
この記事では、接続詞を使って文などを繋ぐ方法を説明します。
接続詞とは
単語・句・節・文などをお互いに連結し、前後の文脈の関係を表す役割をするものです。
つなぎ言葉と言われることもあります。
また働きによって分類することができます。
接続詞を覚えるときは、どの種類に分類されているものなのかを意識するのがポイントです。
順接の接続詞
前の内容が順当な原因・理由・根拠などになっており、予想通りの結果・展開として後の内容が続くときに使われます。
『だから、それゆえ、それで、したがって、そのため, etc.』
그래서(それで、だから)
깜빡 늦잠을 잤어요.(うっかり寝坊しました。)
그래서 지각했어요.(それで、遅刻しました。)
그러니까 / 그니까(だから)
A : 시험에 떨어졌어요.(試験に落ちました。)
B : 그러니까 공부하라고 했잖아!(だから、勉強しろって言ったでしょ。)
그러므로 / 고로(それゆえ)
그는 노력했다.(彼は努力した。)
그러므로 성공했다.(それゆえ、成功した。)
따라서(従って)
피고인은 살인을 저질렀습니다.(被告人は殺人を犯しました。)
따라서 무기 징역을 선고합니다.(従って、無期懲役を言い渡します。)
그 결과(その結果)
그 덕에(そのため)
그 때문에(そのため)
그러한 이유로(そういうわけで)
그리하다가 / 그러다가(それで、そのため)
그로 인해서(それによって)
逆接の接続詞
後の内容が前の内容と一致せず矛盾しており、予想外の結果や展開が続くときに使われます。
『しかし、だが、だけど、ところが、しかしながら, etc.』
그런데 / 근데(ところが、だけど)
배가 고파요.(お腹が空きました。)
그런데 먹을 시간이 없어요.(だけど、食べる時間がありません。)
그러한데 / 한데(ところが)
열심히 운동을 했어요.(一生懸命に運動しました。)
한데 살이 안 빠져요.(ところが、痩せません。)
하지만(しかし、けれども)
만날 약속을 했다.(会う約束した。)
하지만 그는 오지 않았다.(しかし、彼は来なかった。)
그렇지만(だが、しかしながら、でも)
이 책은 어렵다.(この本は難しい。)
그렇지만 재미있다.(だが、面白い。)
그러나(しかし)
급히 달려갔다.(急いで走っていった。)
그러나 출발 시간에 늦었다.(しかし、出発時間に遅れた。)
그래도(それでも、でも)
그러고도(それでも)
그럼에도 불구하고(そうであるにもかかわらず、それにもかかわらず)
그러면서(そうしながら)
그런데도(それなのに、それでも)
그렇기는 하지만(しかしながら)
그렇기는 해도(しかしながら)
그렇긴 한데(そうだけど)
그렇다고 하더라도(だからといって)
그렇다고 해서(だからといって)
그럴지라도(でも)
그렇더라도(でも)
並列の接続詞
前の内容と後の内容が対等であることを示すときに使われます。
前の内容と後の内容を入れ替えても意味は変わりません。
『および、ならびに、かつ、また, etc.』
또(また、更に、その上)
그는 착하다.(彼は優しい。)
또 성실하다.(その上、誠実だ。)
및(および、また)
주소 및 전화번호를 기입해 주세요.(住所および電話番号を記入してください。)
또한(同様に)
서울은 경제의 중심지다.(ソウルは経済の中心地だ。)
또한 정치의 중심지다.(かつ、政治の中心地だ。)
添加の接続詞
前の内容に後の内容を付け加えて、時間の順序など、より詳しく伝えるときに使われます。
『そして、それから、また, etc.』
그리고(そして)
오늘은 영화관에 간다.(今日は映画館に行く。)
그리고 미술관에도 간다.(そして、美術館にも行く。)
그 다음에(それから)
그러고 나서(そして、それから、そのあとで)
그랬더니(そうしたら、すると)
그리하자 / 그러자(そうしたら、すると)
그러다가(そのようにして、そうこうするうちに)
累加の接続詞
前の内容に強調のニュアンスで後の内容を付け加えるときに使われます。
『それに、しかも、さらに、おまけに, etc.』
게다가 / 게다(その上、それに、しかも)
어제는 추웠다.(昨日は寒かった。)
게다가 바람이 강했다.(その上、風も強かった。)
더구나(その上、しかも、さらに)
오늘은 춥다.(今日は寒い。)
더구나 눈도 온다.(その上、雪も降っている。)
더군다나(その上、しかも、さらに)
물가가 너무 비싸요.(物価が高過ぎます。)
더군다나 환율도 오르고 있어요.(しかも、為替も上がっています。)
더더군다나(さらにさらに、しかも、なおさら)
더군다나を強調していう語。
더욱(もっと、さらに、一層)
어제 과장으로 승진했다.(昨日課長に昇進した。)
더욱 노력해야 합니다.(一層、頑張らないといけない。)
더더욱(もっと、より一層)
더욱を強調していう語。
더욱더(なお一層)
더욱を強調していう語。
더욱이(しかも)
기온이 영하로 떨어졌다.(気温が氷点下に下がった。)
더욱이 바람까지 세게 불다.(さらに、風まで強く吹いている。)
덧붙여(加えて、さらに付け加えて)
그 위에(しかも、かつ)
거기에 그치지 않고(それどころか)
그렇기는커녕(それどころか)
그뿐 아니라(それだけではなく)
対比の接続詞
前の内容と後の内容を比べるときに使われます。
『対して、一方、むしろ、かえって、反対に, etc.』
한편(一方)
前の内容とは違う内容を言うときに用いる語。
오빠는 야구를 좋아한다.(兄は野球が好きだ。)
한편 동생은 축구를 좋아한다.(一方、弟はサッカーが好きだ。)
오히려 / 외려(むしろ、かえって)
一般的な考え・予想や期待とは違ったり反対の結果になるときに用いる語。
어제 과식을 했다.(昨日、食べ過ぎた。)
오히려 으늘 살이 빠졌다.(むしろ、今日痩せていた。)
도리어 / 되레(かえって)
一般的な考え・予想や期待とは違ったり反対の結果になるときに用いる語。
그녀는 인기가 많다.(彼女は人気がある。)
도리어 남자친구가 안 생기다.(逆に、彼氏ができない。)
그 대신(その代わり)
반대로(反対に、かえって)
반면(反面)
그것과는 반대로(それに引き換え)
그것에 비하여(それに引き換え)
選択の接続詞
前の内容と後の内容の内どちらか片方を選ぶときに使われます。
『あるいは、それとも、もしくは、または, etc.』
또는(または)
밥 또는 빵.(ご飯またはパン。)
혹은(あるいは)
진학 혹은 취직.(進学あるいは就職。)
내지(ないし、あるいは)
금요일 내지 토요일.(金曜日ないし土曜日。)
아니면(それとも)
그게 아니면(または)
그렇지 않으면(もしくは)
説明の接続詞
前の内容の理由・根拠を後の内容で説明するときに使われます。
『なぜなら、なぜならば、なぜかというと、というのは, etc.』
왜냐하면 / 왜냐면(なぜならば、なぜかというと)
밥맛이 별로 없어요. (食欲があまりありません。)
왜냐하면 감기에 걸렸기 때문입니다.(なぜなら、風邪を引いているからです。)
그 이유는(なぜなら)
그 배경에는(その背景には)
補足の接続詞
前の内容に理由・条件をつけたり例外を示して不十分を補うときに使われます。
『それなら、そうしたら、ただし, etc.』
그러면 / 그럼(それなら、そうすれば)
나 좀 도와줘.(ちょっと手伝って。)
그러면 맛있는 거 사 줄께.(そしたら、美味しいものを奢るよ。)
실은(実は)
前の内容について知られていない意外な事実を補足するときに用いる語。
A : 무슨 일이 있어?(何かあった?)
B : 실은 남자 친구랑 헤어지고 싶어요.(実は、彼氏と別れたいんです。)
다만(ただし)
다만 우천의 경우에는 중지합니다.(ただし、雨天の場合は中止します。)
단(ただし、しかし)
부장님에게 부탁했습니다.(部長に頼みました。)
다만 거절당했습니다.(しかし、断られました。)
단지(ただし)
그렇게 유학을 가고 싶다면 가도 돼.(そんなに留学に行きたいのなら、行ってもいいよ。)
단지 건강에 조심해.(ただし、健康には気をつけて。)
가뜩이나(そうでなくても)
직업을 잃었다.(職を失った。)
가뜩이나 살림이 어려운데.(そうでなくても、生活が厳しいのに。)
그렇지 않아도 / 그렇잖아도(そうでなくても)
안 그러면 / 그럼(そうでないと)
그렇다면(それならば)
덧붙여서(ちなみに)
이와 관련하여(ちなみに)
換言の接続詞
前の内容を後の内容で言い換えるときに使われます。
『つまり、すなわち、要するに, etc.』
곧(すなわち、つまり)
위기가 곧 기회라고 생각한다.(危機がすなわち機会だと考える。 / ピンチはチャンス!)
곧は(すぐに、まもなく)の意味の他に(すなわち、つまり)って意味もあるから覚えておこうね。
그러니까(だから、つまり)
すなわち。または、言い換えると。
아버지가 집을 나가 버렸다.(父が家を出てしまった。)
그러니까 모자 가정이 되었다.(つまり、母子家庭になった。)
요컨대(要するに、要は)
요컨대 공부를 하라는 것이다.(要するに、勉強をしろということだ。)
즉(すなわち)
그 사람은 나의 아버지의 동생입니다. (あの人は僕の父の弟です。)
즉 나의 삼촌입니다.(つまり、僕のおじです。)
결국(結局、要するに、つまり)
그에게 헤어지자는 말을 꺼낼 수 없었다.(彼に別れ話を持ち出せなかった。)
결국 아직도 그를 사랑한다는 뜻이다.(結局、いまだに彼を好きだということだ。)
요약하면(要するに)
다시 말하면(言い換えれば、つまり)
다시 말해(서)(言い換えれば、つまり)
단적으로 말하면(すなわち、端的に言うと)
바꿔 말하면(言い換えれば、すなわち)
例示の接続詞
前の内容について具体的な例をあげたり、比喩的な喩えをして理解を助けるときに使われます。
『例えば、いわば, etc.』
예컨대(例えば)
건강에 해를 끼치는 것은 많다.(健康に害を及ぼすものは多い。)
예를 들면 담배다.(例えば、タバコだ。)
이를테면 / 일테면(たとえば、いわば)
일본 음식은 맛있어요.(日本の食べ物はおいしいです。)
이를테면 초밥은 정말 맛있어요.(例えば、お鮨はすごくおいしいです。)
예를 들면(例えば、例をあげてみると)
예를 들어(例をあげて、例えば)
転換の接続詞
前の内容から後の内容に話題を変えるるときに使われます。
『ところで、さて、それでは, etc.』
그러면 / 그럼(それでは)
前の内容を受け入れたり、その内容に基づいて新しい主張をしたりするときに使われる語。
준비가 끝났어요?(準備は終わりましたか?)
그러면 이제 시작하겠습니다.(それでは、始めます。)
「그럼 시작합시다.」「자 시작합시다.」の그럼と자は同じ?
그럼は副詞(それでは)で자は感嘆詞(さあ)だよ。
「자 그럼 시작합시다.(さあ、それでは始めましょう。)」って組み合わせて使うこともできるよ。
그런데 / 근데(ところで)
그런데 이번 주말에 시간 있어요?(ところで、今週末時間ありますか?)
그러나저러나 / 그나저나(いずれにしても、ともかく)
그나저나 점심 먹으로 가는데 같이 갈래요?(それはそうと、ランチに行くんですが一緒に行きませんか?)
그러한데 / 한데(ところで)
그러한데 여행은 재밌었니?(ところで、旅行は楽しかった?)
어쨌든(とにかく、いずれにせよ)
어쨌든 싫어요.(とにかく、嫌です。)
아무튼 / 암튼(とにかく)
아무튼 저는 아무것도 몰라요.(とにかく、私は何も知りません。)
하여튼(とにかく、いずれにせよ)
하여튼 만나서 얘기해요.(とにかく、会って話しましょう。)
그러고 보니(そういえば)
그러고 보니까(そういえば)
그것은 그렇고 / 그건 그렇고(それはそうと)
그건 그렇다 치고(それはそうと)
まとめ
いかがだったでしょうか?
接続詞と類義語の連語を紹介しました。
読んだり聞いたりするとき、接続詞に注目することによって内容の方向性が分かります。
そして、前の文脈から後の文脈をある程度は推測することができます。
それにより、内容を理解しやすくなります。
また書いたり話したりするときも、用法を理解した上で適切な接続詞を使いこなすことによって、文の構成を豊かにし表現の幅が広がります。
それだけでなく、分かりやすい文章になるので話の意図を相手に正しく伝えられるようになります。
これらの接続詞を使って、ぜひ様々な文を作ってみてください。
インプットも大切ですが、それ以上にアウトプットが大切です。
練習を重ねることで、韓国語のスキルが確実に向上します。