【ハングル検定とTOPIKの違い】どっちを受けたらいいのか問題
韓国語の学習を進めていると、検定試験が気になり始める人もいるのではないでしょうか?
今の自分がどのくらい理解できているのかという現状確認をしたい人や、モチベーションを上げるために自分を追い込みたい人、ちょっと自信がついてきたから客観的な評価を受けたい人、他にもいろいろな理由があると思います。
韓国語の試験について調べると、だいたい『ハン検』か『TOPIK』が出てくるはずです。
そこで生まれる疑問が「違いは何なのか」「どっちがいいのか」です。
この記事では、両者の違いやそれぞれのメリット・デメリットについて紹介します。
どちらを受験すべきか迷っている方にとって、最適な試験を選ぶ手助けになれば幸いです。
ハン検とTOPIKの違い
ハン検は、日本国内で行われる韓国語の検定試験で、主に日本人を対象にしています。
試験は1級から6級まであり、学習者のレベルに応じた出題がされます。
TOPIKは韓国で実施される韓国語能力試験で、世界中の学習者を対象にしています。
試験はTOPIK I(初級)とTOPIK II(中級・上級)に分かれています。
特徴
ハン検:日本で一番歴史の長い韓国語能力試験
TOPIK:韓国政府が公式認定する唯一の韓国語能力試験
主催
ハン検:ハングル能力検定協会
TOPIK:韓国教育財団
対象者
ハン検:日本語を母語とする学習者
TOPIK:韓国語を母語としない学習者
試験会場
ハン検:日本国内でのみ受験可能
TOPIK:世界97ヶ国で受験可能
試験日程
ハン検:年に2回(6月・11月)実施
TOPIK:年に4回(4月・7月・10月・11月)実施
出題言語
ハン検:日本語(上級である2級と1級は韓国語)
TOPIK:韓国語
出題項目
ハン検:1級のみ記述と面接
TOPIK:TOPIK IIでは記述
難易度
ハン検はこちらの記事を参考にしてください。
TOPIKはこちらの記事を参考にしてください。
活用方法
ハン検:日本国内での単位認定や進学や就職の評価として利用
TOPIK:韓国への留学や韓国での就職の評価として利用
有効期限
ハン検:有効期限なし
TOPIK:資格取得から2年間
どちらを選ぶべきか
ハン検をおすすめする人
韓国語を趣味で学んでいる場合や、日本国内の企業での評価を重視する場合はハン検が適しています。
日本での進学や就職を希望している人にはハン検をおすすめします。
TOPIKをおすすめする人
国際的な評価が必要で、実践的な言語能力を測る必要がある場合はTOPIKを選ぶべきです。
韓国への留学や韓国での就職を希望している人にはTOPIKをおすすめします。
通訳案内士試験において、外国語筆記試験(韓国語)が免除される条件は、ハン検1級の合格もしくはTOPIK6級の合格となっています。TOPIKをおすすめする理由はTOPIK6級の方が合格しやすいからです。
ハン検とTOPIKのメリット
ハン検のメリット
ハン検のメリットは、日本語を母語とする学習者を考慮して語彙や題材の選定を行い、日本語を母語とする学習者だからこそ間違いやすい問題を取り上げてくれている点です。
TOPIKのメリット
TOPIKのメリットは、韓国社会でのホットイシューが取り上げられいたりするので、韓国語で理解し韓国語で考え自分の意見を韓国語で伝える習慣が身に付く点です。
結論
それぞれのメリットを考慮すると、どちらも受験することをおすすめします。
アプローチの方法がそれぞれ違うため、どちらの試験も受験することによって、より広く深く知識を増やすことができるからです。
効率のいい受験順序
ハン検4級に合格した後なら、2級合格が可能です。
ハン検準2級に合格した後なら、4級合格は可能です。
6級に合格したら次のSTEPに進みしょう。
これは実際に私が受験している順番です。
コスパとタイパを考えたとき、これがベストだと感じています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ハン検とTOPIKの違い、結局どっちがおすすめなのかを紹介しました。
韓国語の学習は長い道のりですが、目標を明確に持って進めることで、より充実した学びが得られるでしょう。
まずは、ぜひハン検5級にチャレンジしてみてください。